Miho Kobayashi

2019年10月9日2 分

バッハの名言と宇宙のお話

最終更新: 2020年1月28日

バッハの残した言葉に、次のような名言があります。

「音楽は共通言語であり、翻訳する必要がない。魂が魂に話しかけるのだ」

深い言葉ですね。簡単にいうと「音楽に言葉はいらない」ということです。

今回は、この言葉と宇宙の関わりのお話です。

1977年、NASAは宇宙へ、ボイジャー探査機を打ち上げました。

ボイジャー探査機とは「カメラロボット」みたいなものです。

ここでは、ボイジャーくんと呼びましょうね。

ボイジャーくんは40年以上、宇宙を旅しています。

お仕事は、毎日地球に宇宙の写真を送ること。

宇宙を旅するカメラマンのボイジャーくんは、もしも宇宙のどこかで宇宙人と会ったときのために、地球の存在を伝えるレコードを持っています。

レコードの題名は『地球の音』。

バッハ、モーツァルト、ベートーヴェンたちの曲、世界中の国の言葉の挨拶、

波、風、雷、鳥、鯨など動物の鳴き声、赤ちゃんの泣き声、 など地球からのメッセージが収録されています。

バッハの生きてた時代、人類が宇宙に行くことなど想像できなかったでしょう。

しかも自分の曲が宇宙へ行くなんて。

でもバッハは、どれだけ文明が進んでも変わることがない、” 音楽の本質 ” をわかっていた。

「音楽は共通言語であり、翻訳する必要がない。魂が魂に話しかけるのだ」

バッハの言うとおり、宇宙人にさえも音楽のすばらしさはきっと伝わるでしょう。

そして地球のファンになっちゃうかも。

さて、今回のお話はこれでおしまい。

夜空を見ながらバッハを聴くと、 また新たな発見があるかもしれませんね。

※画像はレコードのデザインです。

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